浅間温泉(長野県松本市)のキャラバンが13日、東京の観光経済新聞社を訪れ、冬のオプショナルツアー「美ヶ原高原『雲海と樹氷』」と、松本市内二つの国宝をPRした。
ツアーは標高2千メートルの高原から樹氷と雲海、雪をかぶった北アルプスの山々など、冬ならではの景色を楽しむもの。冬季の誘客対策として昨年から商品化した。
浅間温泉の各宿を朝9時ごろ出発し、8人乗りのジャンボタクシーで現地まで往復する。所要約3時間。高原への道は冬に通行止めになるが、行政から特別な許可を得て運行している。
今年は1月11日から3月31日までの月曜を除く毎日催行。料金は1人7千円。
市内の国宝は松本城と旧開智学校校舎。旧開智学校は明治9年に建てられた小学校校舎で、昨年国宝に指定された。文明開化の時代を象徴した洋風とも和風ともいえない様式の建物で、現代の校舎では見られないモダンな彫刻が施されている。松本城から徒歩5分。浅間温泉からは車で約15分の距離。
「四季を通した魅力で『にっぽんの温泉100選』入りを目指したい」と浅間温泉観光協会、同温泉旅館協同組合のキャラバン。
本社を訪れたキャラバン